藤田佳子さんへのインタビュー

私が東川国際写真フェスティバルを楽しみにしている理由のひとつに、
ポートフォリオを手に歩き回っている写真学生や、学校を卒業したばかりの若い写真家に
街のいたるところで出会える、ということがあります。
なかでも、大阪から来ている若い女性の写真家の撮る作品は特に素晴らしいものが多く、
今年も例外ではありませんでした。(おそらく、大阪の学生が東川のフォトフェスに
ボランティアに来るというのが習慣になりつつあるのでしょう。
東京で写真を学んでいる学生の作品を見る機会も探しているところですが。)

今年の東川では大阪でストリートスナップを中心に作品作りをされている
阿部淳さんの生徒数名に出会うことができました。阿部さんは、自身の作品を見せているウェブサイトを
持っていませんが、インターネット上で注目を集めている写真家です。
彼の生徒もウェブサイトを持っていないため、作品をオンラインで見ることができませんが、
そのうちの1人、藤田佳子さんが送ってくれた写真を数枚と、メールのやりとりの中で
答えてくれたインタビューを訳して掲載したので、どうぞご覧ください。



まず、自己紹介をしてください。

ー 1985年、広島県生まれ
2009年、 京都外国語大学 フランス語学科を卒業
2011年、 ビジュアルアーツ専門学校大阪を卒業、現在同校研究科に在籍中


学校は一応卒業されたんですね。それでは、現在はどういう仕事をされているのですか?

ー 現在は、週に一回だけ授業があります。
仕事は、新聞社で、古い昔の写真をスキャニングするアルバイトをしています。
スキャニングしている写真で、たまにすごくおもしろいと思うスナップ写真がありますが、
それが私の撮る写真に影響してるか、ということについてはわからないです。


写真関係で、なにかゴールや目標はありますか?

ー 目標は、いつか写真集を出すことです。ずっと写真を撮り続けていきたいです。

それから今は、アルバイトの傍ら、学校の仲間4人でハッテンギャラリーという写真専門の
自主運営ギャラリーもやっています。そこで、10月11日から20日まで個展をします。


どういう写真を普段から見ていますか?
好きな写真家はMARTIN PARRと中村ハルコと阿部淳です。
写真家じゃないけど、マティスとDick Brunaも大好きです。


あなたの学校の阿部淳先生は、最近海外で話題になってきています。
阿部先生と出会ったのはいつですか?どんな印象の方ですか?


ー 阿部先生は学校に入って出会いました。1年生の時、担任の先生でした。
2年生は先生のゼミに入りました。

阿部先生は、すごく生徒想いで、熱心に教えてくれます。
映画とマンガが好きで、 この二つが先生の写真に与えている影響は大きいと思います。
写真を撮る時、すごくシャッターを切るのが早くてびっくりします!
とにかくとても尊敬してます。


藤田さんの写真をみて、なにかアドバイスやコメントはありましたか?

ー 先生にもらったコメントは、
「リアルな写真と、ふわふわした写真の、中間の写真をもっと撮れると、なだらかになる。
子供の写真が多いから、だれでも(おじさんとかおばさんとか)同じように撮れるといい。
自分だけが見てる世界を発見するように、世界全体を救うような気持ちで撮るといい。
感受性が高いと、傷つきやすいけど、それでも強い写真が撮れるように。」
と、いうかんじです。


「世界を救う」ですか?

ー 私も、まだ先生の言葉をちゃんと理解できていませんが、
つまらない場所をおもしろい場所に変えるとかそういうことだと思います。


*原文(英語)と写真はこちら Street Level Japan
*インタビュアー、ダン・アビーさんのウェブサイトはこちら Dan Abbe website
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